危険と安全
高齢者ドライバーによる悲惨な事故。
子供を始めとした弱者を相手にした残忍な事件。
悲しいニュースが日本列島を駆け巡っています。
こういったニュースと共に叫ばれるのが「安全対策」です。
ですが、どれだけ「安全対策」を考え実施しても
やはり危険を全て除去することはできません。
そろそろ意識を変えませんか?
いつまでも誰が悪い、これが悪い。そして社会が悪い。
もういい加減犯人捜しは止めて、自分達にできることは何かを
考えてみませんか?
そんなの無理に決まっている!
そのために警察がいるんだろう!
ごもっとな意見に聞こえます。
ですが、元々からこの地球に100%の安全など存在してはいないのです。
そう、人だけでなく自然も私たち人間に牙を向けます。
常にあらゆる危険と隣り合わせで生きるのがこの地球上の暮らしなのです。
ならば、今起きてるリスクとその原因に対し、自分にできることは
何かを考え続けることこそ、私たち人間にできる最大の「安全対策」では
ないでしょうか。
安全は与えられるものではなく、自ら作り上げるもの。
そう思考を変えれば、マスメディアの報道に踊らされることなく
必要なことが見えてくると思います。
危険を受け入れながら、限りある人生の中でどう安全を確保できるか。
一人ひとりに課せられた課題だと思います。