英語力の前に
全国学力テストで英語の「話す力」の正答率がとても低いことが
昨晩のニュースで取り上げられていました。特に「話す力」が弱いと。
ふと思いました。
それって、教える先生の英語力の前に「話す力」も含めたコミュニ
ケーション力が問われているのではないでしょうか。
いくら英語力を上げても、教える(伝える)大人のコミュニケー
ション力が伴わなければ、子供たちの「話す力」は伸びないと
思うのです。
ニュースでは、自身の英語力を伸ばし教える技術を学ぼうと
努力される先生方の姿が放映されていました。
数年前から柴田はとあるプロジェクトに参加しており、
その一環で全国の学校にお邪魔しています。
お会いするどの学校の先生も素晴らしい方々ばかりですが、
時に「あれっ?」と思ってしまう場面がそれなりに
あるのも事実です。
学校の先生の中には、一般社会人並みのコミュニケーション力
に満たない人がそれなりにいるのです。
だからこそ、今「EQ(情動知能)」の重要性が再び注目されて
いるのだと思いました。
自分や相手の感情を理解し、適切にコントロールできなければ
コミュニケーション力を育むことはできません。
デジタル機器の普及により、どれだけ便利にコミュニケーションが
できようとも、生身の人間による対面コミュニケーションに匹敵する
コミュニケーション手段は存在しません。
英語力を伸ばす前にコミュニケーション力の向上を。
コミュニケーション力の向上には、EQを。
是非、声を大にして世の中に訴えたい、そう感じる夜でした。