Hello,EQ!

研修講師 柴田やすふみが日々感じたことを自由に綴るブログです。

破壊と成長

10代の頃、熱中していたものと言えば、

CHAGE and ASKAにファッション(特にヴィンテージ系)、

そしてバスケットボールでした。

 

丁度、少年ジャンプに連載されていた「スラムダンク」が大流行し、

マイケル・ジョーダンの活躍を始めとしたNBAが大人気でした。

将来はバスケ関連の仕事をしてみたい、なんて思っていたくらいです。

 

しかしながらブームというものには必ず終わりがあります。

いつしかバスケットボールは、バスケをする人にしか受け入れられない

マイナースポーツの一つとして数えられるようになりました。

 

大学生になると、10代の頃に抱いた夢はどこへやら。

バスケットボールとは全く関係のない業界を目指して就職活動を

していたわけです(とはいえ、そのおかげで今の自分があるわけですが・・・)

 

さて、明日5月11日(土)、場所は横浜アリーナBリーグ

チャンピオンシップ決勝が行われます。

一発勝負で決まるこの熱い戦いから目が離せません。

 

ですが、ここに至るまでの日本のバスケットボール界が歩んだ道のりは

決して楽なものではありませんでした。

タイトルにもありますが、「破壊」が必要だったのです。

 

これまでのやり方や組織をぶち壊し、新しい考え方や人材を基に日本の

バスケットボール界は生まれ変わりました。きっとそこには語りつくせないほどの

生みの苦しみがあったことでしょう。業界関係者の皆様の努力や活動には

頭が下がる思いです。今やBリーグの活況ぶりは言わずもがなです。

 

どんな組織にも安定の後に必ず衰退が訪れます。

自らそれを覚悟し、どこかのタイミングで今という安定を破壊できるか?

組織の継続性というのは、どれだけ大胆に破壊を続けられるのか、

ということなのかもしれません。

 

破壊が成功すれば、そこにはきっと著しい成長が待ち受けているはずです。

人の人生もまた同じような気がしています。

 

日本のバスケットボール界の成長を感じながら、

自分もまたいずれ今という安定を破壊できるか。

明日は我が身という言葉をかじりつつ、

決勝での素晴らしい戦いに胸躍らせたいと思います。