Hello,EQ!

研修講師 柴田やすふみが日々感じたことを自由に綴るブログです。

Speech! 良かったけど・・・

先日放映されていた番組「Speech!」を録画しており、

やっと視聴できました。

 

仕事柄、人前で話す人やテーマには敏感に反応してしまいます。

番組は様々なジャンルから集まったスピーカーが、

100名の聴衆の前でスピーチし、拍手による採点で高い点数を

獲得した人が勝ち残る、というものでした。

 

個人的には、「ビリギャル」のモデルになった方のスピーチが

最も胸に響きましたし、「あっ、この方はしっかり世界を

もっているな」と感じました。

 

他にも心に残るスピーチはあったのですが、最も残念に感じたのは

その決勝戦でした。

 

勝戦では、与えられた情報を基に結婚式でスピーチをする、

というものでした。この設定を見た瞬間、停止ボタンを押し

見るのを止めてしまったのです。

 

なんだ、最後に「Speech」って結婚式のことだったのかと。

なんて短絡的なオチなのかと。

見る気も失せてしまうとはまさにこのこと。

 

人前で話す人は、独自の世界観や話術、言い回しがあります。

それを最後まで競ってほしかった。なのにスピーチと言えば、

結婚式でしょ、とはなんと安易なことかと。

 

柴田は人前で話すことに人生をかけていると最近感じるように

なりました。多分、これが天職だと感じるからです。

結婚式にスピーチを否定はしません。

ですが、そのスピーチに勝敗を求めるなら最後までそれぞれの

独自の世界を活かした勝負を見せてほしかった。

 

せっかく面白い趣向の番組だっただけに残念な後味しか残りませんでした。

もし次回があるなら、もっと純粋にスピーチで勝負、という番組を

見たいものです。

 

 

水とどう向き合うか

台風19号が東日本各地に大きな爪痕を残しました。

 

2011年の東日本大震災の時もそうでしたが、

今の日本では「水」による被害が甚大になっていると感じます。

 

水は私たちの生活に必須の存在。

時に私たちの生活と命を奪う原因。

 

水に対する備えをどうするのか、もっと長期的な視点で考える

必要があります。

 

その意味で、約10年前に実施された事業仕分けによる

「スーパー無駄遣い」などという判断は絶対にしてはならないのです。

 

未来に生まれる子供たちのために、私たち一人ひとりが

どのように負担を担うべきかみんなで考えなければなりません。

 

水と電気

9月8日(日)から9日(月)にかけて東日本に

大きな被害をもたらした台風15号。

 

特に千葉県では大規模な停電が発生し、現在も苦しい

生活を強いられている方々が多くいらっしゃいます。

 

今回のように甚大な被害をもたらす自然災害は、

これからも日本のみならず世界各地で発生するかもしれません。

その時わたしたちの命を守り、生活を続けるために

欠かせないものは何でしょうか?

 

私的見解ですが、「水」と「電気」だと思うのです。

 

オール電化の住宅が増加し続けています。

(我が家もそうです)

全てを電気に頼る生活をしているわけですが、

いざ自分に被害が発生したら、いの一番に必要と

なるのがその2つです。

 

高級腕時計 ハイブランドのスーツやシューズ

毛皮のコート・・・

 

そんな贅沢品は今後も一切不要です。

それよりも災害を予測し、被害を最小限に食い止め

いち早く復旧させるために必要なものを消費したい。

 

いずれ、この世の価値観が変わるかもしれません。

 

贅沢品で私たちの命を守れますか?

贅沢品で私たちの生活を再生できますか?

 

「水」と「電気」だけは社会の贅沢品とならないよう

祈らずにはいられません。

 

自分の目で見てみよう

過去最悪とまで言われる日韓関係。

確かに韓国政府の行いには納得できるものはありません。

日本政府にも断固とした態度を貫いてほしいと思います。

 

ただ、これは一国の政府同士のできごと。

私たち民間人同士の間にまでこの関係を持ち込む必要はありません。

 

これから生まれてくる日韓の子供たちに、先人の罪は関係ないのです。

希望をもって生まれてくる子供たちに、未来ある日韓関係を築く

ことができるのは私たち民間人同士のつながりからではないでしょうか。

 

メディアを通して伝わる事実は、メディアというフィルターを

通した事実です。直に会って交流した相手には関係ありません。

 

先日、複数の韓国籍の親子を相手にワークショップを行いました。

みんな笑顔で、そして流ちょうな日本語で参加してくれました。

そこには、お互いをもっと知りたい仲良くなりたい、という思いだけの空間。

 

あなたはあなた自身の目で、今の日韓関係を見ていますか?

私たち民間人同士にしかできないことがあります。

こんな時だからこそ心を閉ざさず、自分の目で相手をしっかり見てみましょう。

 

英語力の前に

国学力テストで英語の「話す力」の正答率がとても低いことが

昨晩のニュースで取り上げられていました。特に「話す力」が弱いと。

 

ふと思いました。

 

それって、教える先生の英語力の前に「話す力」も含めたコミュニ

ケーション力が問われているのではないでしょうか。

 

いくら英語力を上げても、教える(伝える)大人のコミュニケー

ション力が伴わなければ、子供たちの「話す力」は伸びないと

思うのです。

 

ニュースでは、自身の英語力を伸ばし教える技術を学ぼうと

努力される先生方の姿が放映されていました。

 

数年前から柴田はとあるプロジェクトに参加しており、

その一環で全国の学校にお邪魔しています。

お会いするどの学校の先生も素晴らしい方々ばかりですが、

時に「あれっ?」と思ってしまう場面がそれなりに

あるのも事実です。

 

学校の先生の中には、一般社会人並みのコミュニケーション力

に満たない人がそれなりにいるのです。

 

だからこそ、今「EQ(情動知能)」の重要性が再び注目されて

いるのだと思いました。

自分や相手の感情を理解し、適切にコントロールできなければ

コミュニケーション力を育むことはできません。

デジタル機器の普及により、どれだけ便利にコミュニケーションが

できようとも、生身の人間による対面コミュニケーションに匹敵する

コミュニケーション手段は存在しません。

 

英語力を伸ばす前にコミュニケーション力の向上を。

コミュニケーション力の向上には、EQを。

是非、声を大にして世の中に訴えたい、そう感じる夜でした。

 

 

未来のために・・・

全国各地で熱戦が続く全国高校野球の地区予選。

中でも岩手県立大船渡高校のエース投手が話題になっています。

 

柴田は5月に近隣の高校を訪問し、そのフィーバーぶりを

現地の方から直接教えていただきました。

 

そして今回の予選では、エース投手の活躍もあり大船渡高校は決勝まで

勝ち進みました。決勝当日、試合会場にはエース投手の姿を一目でも

見ようと多くの観客が訪れました。

しかし、そのエース投手は最後まで登板することはありませんでした。

結果はというと、チームメイトの健闘むなしく敗退となりました。

 

実は、エース投手は決勝までの投球数が既に400球を超えていたそうで、

相当な負担を強いられていたと思います。ここで決勝とは言え、

選手の体調を最優先に考え、出場させなかった監督の判断は

評価されるべきだと思います。

 

とはいえ、様々な見方があるのも事実。

やはり、翌日から当校にはエース投手を登板させなかったことに対する

批判の電話が相次ぎ、職員の方が対応に追われているそうです。

 

批判をされる大人の皆さんへ。

例え大人顔負けの投球をしていていも10代の子供です。

あなたのためにあのエース投手が投げているわけではないのです。

 

エース投手にこれからどんな未来が訪れるかはわかりません。

ですが、きっと彼はあの時投げないで良かったと思う日が来るでしょう。

だって、みんなに支えられていたから出場しなかったんです。

 

子供たちにはこれからの未来があります。

その未来を私たち大人が自らの欲望で潰してしまってはなりません。

 

エース投手の未来は、これから彼が決めるものです。

どうかその未来が今よりもっと輝いた未来であるように、

私たち大人はそばで、遠くで、エールを送り続けることが大切だと思います。

 

子供扱いをやめよう

教育に政治を持ち込むな

 

以前から言われていることですが、本当にそうなのでしょうか?

今回の参議院選挙の投票率は、50%を割り込みました。

この数字は民意を表したと言えるのか疑問を感じてしまいます。

 

特に未来を担う子供たちと共に選挙の重要性を考えなければ、

日本の未来はないと思うのです。

 

だからこそ、子供を子ども扱いするのは止めて

一人の大人として選挙について考えさせてみてはいかがでしょうか?

そう、教育にも政治を持ち込むのです。

模擬ではなく、実際の政党の公約や理念を理解し判断させてみませんか?

 

もちろん、そこには大きな壁があるのは理解しています。

ですが、落ち続けるこの投票率を上げていくには長期戦になると考えます。

そしてそれは未来につながると思うのです。

 

私たち大人が子供を子ども扱いするのをやめて

大人として向き合うなんて大胆なことにチャレンジする学校が

あればいいのに、と今回の投票率を眺めながら思いました。