Speech! 良かったけど・・・
先日放映されていた番組「Speech!」を録画しており、
やっと視聴できました。
仕事柄、人前で話す人やテーマには敏感に反応してしまいます。
番組は様々なジャンルから集まったスピーカーが、
100名の聴衆の前でスピーチし、拍手による採点で高い点数を
獲得した人が勝ち残る、というものでした。
個人的には、「ビリギャル」のモデルになった方のスピーチが
最も胸に響きましたし、「あっ、この方はしっかり世界を
もっているな」と感じました。
他にも心に残るスピーチはあったのですが、最も残念に感じたのは
その決勝戦でした。
決勝戦では、与えられた情報を基に結婚式でスピーチをする、
というものでした。この設定を見た瞬間、停止ボタンを押し
見るのを止めてしまったのです。
なんだ、最後に「Speech」って結婚式のことだったのかと。
なんて短絡的なオチなのかと。
見る気も失せてしまうとはまさにこのこと。
人前で話す人は、独自の世界観や話術、言い回しがあります。
それを最後まで競ってほしかった。なのにスピーチと言えば、
結婚式でしょ、とはなんと安易なことかと。
柴田は人前で話すことに人生をかけていると最近感じるように
なりました。多分、これが天職だと感じるからです。
結婚式にスピーチを否定はしません。
ですが、そのスピーチに勝敗を求めるなら最後までそれぞれの
独自の世界を活かした勝負を見せてほしかった。
せっかく面白い趣向の番組だっただけに残念な後味しか残りませんでした。
もし次回があるなら、もっと純粋にスピーチで勝負、という番組を
見たいものです。