あなたも斜視かもしれません
午後4時以降の電車に乗ると、学校帰りの学生たちと一緒になります。
遠い子もいれば近い子も、皆それぞれに車内での時間を過ごしています。
そして多くの子供たちがスマホを片手に画面に心を奪われている姿を
見かけますが、特に気になるのがその姿勢です。
画面を顔に近づけ眼からかなり近い距離で同じ姿勢のまま
ずっとスマホを見続けています。
最近、10代~20代の若者に斜視(黒目が中央によってしまい
真ん中に戻らなくなること)と疑われる患者が急増しているそうです。
子供たちはまだまだ若いため、同じ姿勢をしていても大人のように
すぐに体に不具合が起こりません。ですが、その悪影響は確実に
子供たちの体に忍び寄っています。
将来、弱視の人が増えるのではないかと眼科医の方が警鐘を鳴らしていました。
私もそう思います。帰りの電車で過ごす子供たちの姿からも想像は難くありません。
年頃のお子さんがいらっしゃるご家庭では、いろいろと大変な部分がおありかと
思いますが、改めてお子さんとスマホ使用について話し合われてはいかがでしょうか。
スマホを見つめることで得られるものと失うもの、その両方を天秤にかけて
果たしてどんな回答が出るのか。大人も含めて考えた方がよさそうです。