Hello,EQ!

研修講師 柴田やすふみが日々感じたことを自由に綴るブログです。

期限付きの「やんちゃ」

非行少年が引き起こした事件、といった記事をぱったりと見なくなりました。

それもそのはずで、日本全国の高校にお邪魔することがあるのですが、

最近の高校生のほとんどはとても素直で多くの生徒が

しっかりと講演に参加し耳を傾けています。

私が高校生だった頃、どこにでもいた「非行少年」は今、壊滅状態といっても

過言ではありません。

 

それでも、中には私たち大人に対して反抗的な態度を見せる中高生に

出会うことがあります。外見はそこまでやんちゃしているわけでもなく、

いわゆるヤンキーという風貌もなく、普通の中高生です。

 

そんなたまにの出会いなので、やはり反抗的な態度にはネガティブな感情が

沸き起こり、「なんなんだコイツは!?」といった気持ちも浮かぶことが

ありました(決して口には出しません 汗)。

 

ですが、先日ふとこう感じたのです。

「あっ、この子達って期限付きで『やんちゃ』してるんだった。

だったらこんなに腹を立てる必要ないじゃないか」

つまり、学校という囲いの中で成長する時に表れるステップなんだと。

 

確かにそういった生徒達と向き合う先生方のご苦労を思えば、

そう易々と受け入れるわけでありませんが、見方を変えれば

大人への反抗ってとても大切な表現方法だと思うのです。

後は向き合う大人たち次第なのかもしれません。

 

期限があるのですから、そうムキにならず、

「はいはい、じゃ、君はどうしたいんだい?」

と心の中で念じながら、やんちゃを好む若者と向き合いたいと

思いました。